清家文庫など京都大学附属図書館所蔵・貴重資料の電子化

~図書館振興財団様からの助成により、平成25年度に実施する事業です~

清家文庫(せいけぶんこ)とは...

清家文庫は、1951(昭和26)年から1953(同28)年の3年間にわたり、附属図書館が舟橋清賢氏から寄贈を受けた慶長・元和木活字版『孟子抄』、『毛詩抄』など2,365冊と、その後附属図書館が同家から購入した「清原家家学書34種」を中心とした289冊、さらに1907(明治40)年3月から1916(大正5)年にかけ購入された『尚書』をはじめとする172冊(これらは2000(平成12)年12月に一般貴重書から清家文庫に切り替えました)から成ります。

清原家は、その一門から学者、文人を輩出した儒学の名家です。特に清原宣賢(きよはらのぶかた 1475-1550)は室町時代の代表的な経学者として知られ、宣賢の自筆本、進講本を含む「清原家家学書34種」は1952(昭和27)年に重要文化財に指定されました。

また儒学以外にも、国史、国文に関する和書や、江戸時代に同家一門の有識者が子孫のために書き残した儀式典礼の故実や考証に関する覚書類も含まれています。

本事業では、この清家文庫の未電子化資料を中心に電子化を進めていきます。